温泉まんじゅうの旅 > 伊香保温泉

伊香保温泉の温泉まんじゅうは「湯の花まんじゅう」と呼ばれ、現在の温泉まんじゅうの発祥の地といっても良い。そんな場所だけにお店も多く、有名な石段街や道路沿いには「温泉まんじゅう」の看板が並んでいる。

伊香保温泉(群馬) 勝月堂


今や温泉のお土産の定番となった温泉まんじゅうを明治43年に日本で初めて作ったのが勝月堂。場所は石段街の一番上、伊香保神社のすぐそばにある。ある意味、伊香保では一番わかりにくい場所にある温泉まんじゅう店なのだが、売り切れで買えないこともしばしばという人気のお店でもある。温泉まんじゅうは個別に包装はされておらず、和紙に包まれて箱の中に収まっている。
This is 「温泉まんじゅう」。これが温泉まんじゅうのルーツであり、これを模して多くの温泉まんじゅうが誕生した。
そんなまんじゅうであるが、今でも全くの手作り。大きさも形も不揃い。底も平らでは無い。
皮の色はまさに伊香保のお湯の色そのもの。弾力性があるが柔らかく、ほんのりと味もついている。餡(あん)はこしあんで甘さは控えめ、塩が隠し味として使われ上品な味わい。温泉まんじゅうのスタンダードであるはずだが、やはり別格の存在である。
原料
小豆練あん、小麦粉、玉子、黒砂糖、食塩、重曹、カラメル色素

消費期限 製造日から3日

価格 6ヶ 600円など

群馬県渋川市伊香保町591−7
有限会社 勝月堂
0279−72−2121

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伊香保温泉(群馬) 田中屋

石段街の中ほどにある田中屋は伊香保では2番目に温泉まんじゅうを製造を開始した店である。ただ創業は江戸時代の末という老舗の菓子舗でもある。
温泉まんじゅうは平べったい形で中のあんは「こしあん」である。あんは甘さを押さえてあり、あっさりとした味である。皮はやや厚めだが、柔らかくカステラのような感じがする。他の温泉まんじゅうの皮に比べるとやや甘みが強い。これは、あんの押さえた甘さと組み合わせて、まんじゅう全体でバランスのとれた甘さになるように計算されているのかもしれない。
原料
小豆、小麦粉、砂糖、水飴、玉子、カラメル、膨張剤、食塩

価格 9ヶ 800円など

消費期限 製造日から5日

群馬県渋川市伊香保町18−5
(有)田中屋
0279−72−2164

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伊香保温泉(群馬) 清芳亭

今や伊香保では人気No1という感じの清芳亭。温泉まんじゅうを作り始めたのは昭和のはじめ、約60年の歴史がある。
まんじゅうは平べったい形。皮は少し厚めだが柔らかく黒糖の甘みがある。餡は「こしあん」。甘さは控えめであっさりした感じ。
原料
小麦粉、小豆、砂糖、鶏卵、重曹、カラメル色素、グリシン

価格 12ヶ 840円など

消費期限 製造日から7日

群馬県渋川市伊香保町544−38
清芳亭
0279−20−3939

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伊香保温泉(群馬) 花いちもんめ

伊香保温泉は温泉まんじゅう発祥の地ということでたくさんの温泉まんじゅう店がある。場所でいえば石段街の上から水沢観音の下にまである。「花いちもんめ」は温泉街の大きな道路沿いにあり、駐車場も広いので伊香保だけでなく、榛名山などの観光の帰りに立ち寄るのも便利である。
温泉まんじゅうは山型。皮の色は少し濃く厚さは普通だがフカフカした感じの食感である。ほんのりと甘味もある。中のあんは「こしあん」で甘味はおさえめであるが、黒糖の後味はけっこう残る。温泉まんじゅうの激戦区だけにソツのない作りだ。
原料
小麦粉、砂糖、水飴、塩、黒糖、小豆餡、カラメル、蜂蜜、玉子、膨張剤

価格 10ヶ 750円など

消費期限 (夏期)製造日から3日
       (冬期)製造日から5日

群馬県渋川市伊香保町174−4
花いちもんめ
0279−72−3720

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伊香保温泉(群馬) 大黒屋

「大黒屋」は温泉街の真ん中、3丁目通りにある温泉まんじゅう店。石段街から行くとちょっとわかりにくい。お店には駐車場は無いので伊香保ロープウェイ横の公共駐車場が便利。
伊香保の温泉まんじゅうとしては大きめの方。皮の色はけっこう源泉の「黄金の湯」に近いほうだ。厚めの皮だが、ほんの少し甘味がある。あんは「こしあん」で甘味はおさえめ。
原料
小麦粉、鶏卵、黒糖、上砂糖、小豆、食塩、カラメル、重曹

価格 6ヶ 550円など

消費期限 製造日から3日
       7・8・9月は製造日から3日

群馬県渋川市伊香保町伊香保59
大黒屋
0279−72−2112

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